谷根千／今日もおでかけ日和

不忍池の蓮の花

上野不忍池の蓮の花が、そろそろ見ごろを迎えている。

蓮の開花時間は朝早く、早朝5時から6時30分くらいまでがもっとも美しいと聞いている。
夜型のオットは寝る時間を遅らせ、私はがんばって早起きして、散歩がてら見に行ってきた。

不忍池では、勢いよく繁った葉の間から、可憐なピンク色の花を咲かせている。
ここで楽しめるのは、300年以上前に自生した地蓮のみらしいのだが、それでも充分に美しい。

まだ、花はポツリ、ポツリと咲いているだけ。
この分なら、8月いっぱいは楽しめそうだ。

以前、仕事で“ハス博士”こと大賀一郎氏の生涯を書いたことがある。

大賀博士は、2000年前の蓮の実を発掘し、その実をみごと発芽・開花させた人。
彼は昭和10年に、日本で初めての観蓮会を、ここ不忍池のほとりで開いている。

そんなことから、蓮にはちょっと思い入れがあったのだ。

花もいいが、葉っぱもいい。

蓮の実は食用に、茎は紙や糸になる。

太陽の光で葉脈が透けて見えて、美しい。

8月は、可能な限り早起きして、もっと蓮の花を楽しみたいと思う。

ウクレレでも持って行って、花を眺めながら練習しようかな

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本日の猫

お馴染み、夕やけだんだん上を根城にしている猫。
屋外に置かれた椅子の上でリラックス。
ちょっとふてぶてしい感じの顔つきがまたいい。

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今日の一品

アスパラ肉巻き

お肉を巻くだけでメインのおかずにもなる、簡単で便利な一品。

ちょっと濃い目の味付けにするとgood

辛味と酸味が絶妙！ 支那麺『はしご』

谷中銀座商店街にある支那麺『はしご』は、オットが以前から気になっていたという店。

ジャズが流れる店内はとても清潔感があり、全席カウンター。

メニューは、 「だんだんめん」（坦々麺）と、「さんほんめん」（酸紅麺）の2種類があり、いずれも800円。
どちらも上品な辛さの紅油（ほんゆ）を使用しており、辛さはお好みで「マイルド」「普通辛」「中辛」「大辛」から選べる。

この基本の麺に、いろいろな具をのせたものがオーダーできる。

ザーサイと竹の子をいためた具をのせた「ザーサイ」（900円）、中国酒で蒸した若鶏の千切りをのせた「鶏絲（ちいすい）｣（1000円）、やわらかく煮込んだ豚バラ肉を3枚のせた「太肉（だあろう）」（1000円）、豚あばら肉に独特な下味をつけてから油であげた肉をのせた「排骨」（1000円）がある。

写真は「だんだんめん」。

普通の坦々麺とは違って豚そぼろ肉は入っておらず、スープもサラリとした和風っぽい感じだが、さまざまな香辛料がからみ合ってクセになる味。

麺は細麺のストレートで、全体的に上品な感じ。豚バラ肉はボリュームがある。「中辛」を頼んだが、さほど辛みは強くない。

こちらは「鶏絲さんほんめん」。

スープは名前のとおり爽やかな酸味があって、やはり香辛料が効いている。麺は「だんだんめん」と同じ。上品な味付けの鶏肉が、やわらかくておいしい。

丼は小ぶりだが、麺類にはご飯（コシヒカリ）の無料サービスがあり、カウンターに置いてあるタクアンと一緒に食べるとおなかいっぱい。

坦々麺を「だんだん」と読ませるのは、近くに日暮里へと続く階段「夕やけだんだん」があるせいだと思いこんでいたが、調べてみたら『はしご』は銀座が本店で、赤坂などにも支店がある。
どうやら、中国語では「たんたんめん」ではなく「dan dan mien」と発音するためらしい。

自家製の餃子もあり、5個で600円。「酢とからしでお召し上がりください」と書いてある。
谷中銀座商店街振興組合の公式サイトによると、「豚上肩ロースの挽き肉を時間をかけて練りあげ秘伝の下味をつけた肉汁たっぷりの焼き餃子」とある。おいしそう

自家製シュウマイは、4個で400円。1つからでも注文できる。
次回は、餃子とシュウマイも食べてみよう。

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支那麺『はしご』
台東区谷中3-9-15
03-3828-1931
午前11時30分～午後11時
日祝11時30分～午後9時
月曜休日

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本日の猫

ものすごい顔で「フー」と威嚇するくせに、お尻を向けて「撫でてくれ」とせがむヘンな猫。
もう一度、キミに会いたい。根津神社の北参道入口にて。

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本日の一品

エビと野菜たっぷりのクロワッサンサンド。
マヨネーズを控えめにしたら、ちょっと物足りない感じ。
次はアボカドとチーズもプラスしよう。

猫雑貨の店『ねこあくしょん』

日暮里駅から徒歩5分、夕やけだんだんの上にある『ねこあくしょん』は、2009年4月29日にオープンしたばかりの心癒されるお店。

店内は、ペット用品、食器、衣類、ストラップ、ぬいぐるみ、ポストカードなど、かわいい猫雑貨でいっぱい！

ストラップや首輪につけると可愛い猫型の鈴や、ランチボックス、Ｔシャツなど、オリジナルグッズも数多くそろえられている。

谷根千エリアには猫雑貨の店が多いけれど、品揃えにそれぞれ個性が出ていて、ショップ巡りをしても飽きることがない。

私が今回購入したのは、猫の刺繍が入ったハンカチ（525円）。
次はマグカップあたりを購入したいと思っている。

お店の方は、当然、大の猫好きでいらっしゃる。
もともと、家で猫を2匹飼っていたそうだが、このお店をオープンしてから、さらに4匹増えて、今は計6匹を飼っているそう。
「このお店の人なら、どうにかしてくれるのではないか」と、次々と飼い主の見つからない子猫が店に持ち込まれたからだとか。

↓ お店のブログ ↓で、可愛い飼い猫さんたちの写真を見ることができます。

http://www.necoactionproject.com/necoaction.html

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猫雑貨『ねこあくしょん』
荒川区西日暮里3-10-5
03-5834-8733
午前11時～午後6時
http://www.necoactionproject.com/

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本日の猫

暑いこの季節は、夜7時くらいにならないと、猫たちに出会うことができません。
夕涼みしているお母さん猫。谷中にて。

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本日の一品

豚肉と小松菜の炒め物

スピーディに調理できて、栄養価もバッチリ。ごはんが進む一品。
小松菜のシャキシャキ感がいい。ニンニクか生姜をちょっときかせて。

手づくりおでん種『池田屋蒲鉾店』

自家製おでん種、はんぺん、さつま揚を販売している『池田屋蒲鉾店』は、台東区と文京区の区境にあるよみせ通りに面している。

夏の暑い時期も変わらずおでん種が売られていて、それがある種の安心感というか、専門店の頼もしさのようなものを感じる。

エビボール1個70円、ゲソ巻き1個90円、シューマイ巻1個80円、ぎんなん巻き1本110円、ウインナ巻1本120円、さつま揚げ1枚30円、…と、種類は豊富。

500円のサービスパックも用意されていて、店の人が適当におでん種を選んでくれる。

写真は、サービスパックの中身と、焼きちくわ1本180円。

これに卵や大根、こんにゃくなどを加えれば、4人前くらいのボリュームになる。
この時期は、湯むきしたトマトを入れてもいい。

おでん種は、モチモチっとした弾力ある食感が特徴で、おいしい。

個人的には、しょうが揚げ1枚30円と、カレーボール4個100円が、目新しくてよかった。

すぐに食べたいという人のために、昆布とかつおのだしで煮たおでんも販売されている。

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『池田屋蒲鉾店』

文京区千駄木3-41-12
03-3828-4591
午前10時～午後5時
日曜定休

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本日の猫

墓前に供えられた水でノドを潤す。

三崎坂途中にある本通寺にて。

リピート率100％！の中華料理店『一寸亭』

谷中銀座商店街から、路地に入ってすぐ左手にある、町で評判の中華料理屋さん『一寸亭』（ちょっとてい）。

とにかくボリューム満点で、おいしくて、リーズナブルと三拍子揃っている。
メニューも豊富なので、きっと毎日通っても飽きないだろう。

麺類は全31種類。
先日頼んだのは、店が推薦するモヤシソバ（750円）。
あんにからまったシャキシャキのモヤシがおいしい。最後まで熱々でいただけました。

そして、以前から気になっていた特製辛いソバ（850円）。
野菜もお肉もたっぷりで、ほどよい辛さが食欲を増してくれます。

ご飯類は全17種類で、チャーハン（680円）から、オムライス（900円）、カツ丼（980円）、カレーライス（700円）なども揃っている。

一品料理は、焼餃子（500円）、レバニラ炒め（750円）、麻婆豆腐（750円）、エビのチリソース（2300円）など29種類。
お酒の種類も豊富なことから、夜にちよっと一杯やるにも悪くない。

本格的な中華料理も楽しめるけど、気楽に立ち寄ってもらえるメニューもたくさん置いていますよ、という感じがたまらない。

厨房のお兄さんたちが、黙々と料理を作り続ける姿もキリリと美しい。

持ち帰りもできて、近所なら自転車で出前もしてくれる。

店のホームページも充実しています。
http://www.chottotei.com/

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『一寸亭』
台東区谷中3-11-7
03-3823-7990
午前11時30分～午後10時
午前11時30分～午後9時30分（日曜・祝日）
火曜定休

謎の「力士シール」

引っ越してきて以来、何となく気になっていたのが、この双子のお相撲さんのような顔をデザインしたシール。
巷では「力士シール」と呼ばれているらしい。

近所のあちこちの看板や電柱などにペタペタ貼ってあり、明らかに誰かのイタズラ。

ユーモラスなデザインで、貼ってある場所も看板の空いているスペースなどに限定している様子なので、不快感よりも思わず「ニヤッ」と笑ってしまうところがある。

貼られているのは千駄木周辺だけかと思っていたが、ネットで調べてみると、銀座や渋谷界隈のほうが有名らしい。

ネットやテレビでも話題になったようで、まだ推測の域は出ていないものの「作者はこの人」と紹介しているサイトもあった。

それにしても、シールを作るのにお金がかかるわけだし、人に見られないよう深夜にコッソリ貼ったりしているのだろうから、その手間もたいへんなものだ。

「ご苦労さん」といったところでしょうか…。

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本日の一品

オトコの料理シリーズ！
その２　アジの刺身

散歩がてらに立ち寄った、かっぱ橋商店街で出刃包丁を購入。

さっそく近所の魚屋でアジ を買い求め、オットがお刺身にしてくれました。
魚をさばいたのは初めてなのに、とても上手。
ホントに器用だな～。

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　本日の猫　

先日、ウォーキングした際に亀戸で見かけた猫。
オットにのどを撫でてもらい、悦に浸っている様子がカワイイ。

てくてく歩き２５キロ ～番外編～

６月２０日、第３回「ＴＯＫＹＯウォーク２００９」が開催された。

これは、約７キロ、１０キロ、２０キロの３コースうち、自分の体力に合ったコースを選んで、時間内に歩くというイベント。

浅草エリアの今回は、墨田公園をスタートし、２０キロのコースのみ隅田川を渡って東大前の本郷通りを進み、根津交差点から不忍通りに入って、千駄木、谷中をぐるっと回って上野公園を通過し、スタート地点でありゴール地点である墨田公園まで戻るコースだった。

開催当日、本郷図書館に行くため外に出てみると、団子坂下交差点で、このイベントの参加者たちに出会った。
暑い中、皆さん頑張っていました。

実は、私たち夫婦も、この「ＴＯＫＹＯウォーク」の２０キロコースに出場しようと思い、長距離を３回ほど歩きました。

１０キロから始め、つい先日は２５キロを完歩しちゃいました

２５キロコースは、千駄木の我が家を出発し、三崎坂を上って谷中霊園入口から上野、浅草へ。

雷門を通り、隅田川を渡って、細い道をギザギザに東南方面へ歩いて亀戸を通過。

この辺りで、人間にまったく無頓着なに遭遇。

ちょっとは警戒しろ～！

新大橋通りに入り、船堀橋から荒川を渡って江戸川区の船堀へ。
このあたりから、高層マンションがやたらと目立つようになる。

船堀では、カゴに入ったに遭遇。カワイイ。

またギザギザに細い道を東南方面へ。
葛西橋通りから浦安橋を渡り、いよいよ千葉県へ！

そのまま浦安駅前を通過して、海岸まで続くやなぎ通りへ入る。

首都高速湾岸線を横切って渡ると、町の様子が一変し、まるでハワイなどのリゾートにいるような雰囲気になる。

高級マンションやお洒落なカフェやレストランが立ち並び、東京ディズニーランドが近くにあることから、お城のようなホテルも建っている。

長い長い直線の道をひたすら歩いた後は、ようやく海に到着！

そして、最終ゴール地点の「大江戸温泉物語 浦安万華郷」 へ。

距離にして２５キロ、歩数約３万７千歩。
自分でも、よく歩けたなあと思う。

ゆっくり温泉につかり、浴衣に着替え、ごほうびのビールで乾杯。

くう～、たまりません

「ＴＯＫＹＯウォーク」の２０キロ、軽くクリアしてしまいました。

ウォーキングの最終目標は、フルマラソンと同じ４２．１９５キロを歩き、２年に一度開催される国際大会「ＩＶＶオリンピアード」へ出場すること。

今年の開催国は日本で、場所は山梨県富士山麓・富士五湖だった。

２年後は、トルコのアンタルヤ市。

トルコ、行っちゃいますか～。

今回、ショボかったのが、ＰＳＰ対応の経路検索ソフト「ＭＡＰＬＵＳ」。
オットが繰り返し、「役に立たねえ～」と言っていました。

旅の友は、ブリヂストンのウォーキングシューズ。
疲れが半減、履き心地バツグンで超オススメ。

「浦安万華郷」ＨＰ
http://www.yumegurimangekyo.com/

「ＩＶＶオリンピアード」ＨＰ
http://www.11th-ivv-olympiad.jp/

1コ10円で感激！の『福丸饅頭』

「10円まんじゅう」と書かれた看板に、つい引き寄せられてしまう、おまんじゅう屋さん『福丸饅頭』。

口にポン！と入るサイズのかわいい饅頭が、10個単位、たったの100円で買えてしまう。

とにかく、安い！！

基本の黒糖まんじゅうは、どこかなつかしい味で、あとを引く。

抹茶まんじゅうも、定番です。

黒胡麻まんじゅうは、早く行かないと、いつも売り切れの人気商品。

チョコまんも、おいしいですね～。

1年を通して販売しているものと、季節限定のものがあり、今はわらび餅、バナナまんじゅう、チーズりんごまんじゅうなどを販売している。季節ものの場合、さすがに1コ10円とはいかないらしいが、それでも十分お手ごろ価格。

ベンチが常設してあり、温かいお茶の無料サービスもあるので、散歩に疲れた足を休めるのにも、もってこいのスポット。

お土産用に、箱と包装紙も用意してくれていますが、自分のおやつ用なら、簡易包装で十分です。

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『福丸饅頭』
台東区谷中3-7-8
03-3823-0709
午前11時～午後7時
無休

老舗の花屋さん『花重』

創業明治3年の老舗『花重』は、谷中霊園の入り口近くにあるお花屋さん。

黒い瓦屋根に白文字の看板が映えていて、歴史を感じさせる重厚な店構えがとても魅力的。
2002年に国指定有形文化財に登録されており、日本テレビのドラマ「ごくせん」のロケ地にもなったそう。

店先には、ガーデニング用の鉢花や観葉植物、ハーブ類などがところ狭しと置かれていて、店の中には色とりどりの切花が並んでいた。

今回私が購入したのは、料理に使うのにほしかった山椒の木（420円）。
お店では、たくさんの種類の花木を取り扱っているので、少しずつ買い足していくつもり。

支払いの時、店のお兄さんに「ここは歴史のあるお花屋さんなんですか？」と聞くと、
「創業明治3年と言ってますけど、本当だかどうだか…」って。おいおい
冗談の好きな、カッコいいお兄さんでした。

霊園の近くにお店を構えているので、お供え用の墓花を中心に取り扱っているのだと思っていたけれど、それだけではなかった。

花重さんのホームページを見てみると、式典・コンサートのスタンド花、フラワーアレンジメント、コサージュ、ウエディングブーケのデザイン・制作など、花に関するあらゆることを取り扱っていらっしゃる。

また、花重のフラワーデザイナーを務める中瀬幾世さんという方が、『デザインじかもり砂紋のすすめ　粋』（草土出版、2,625円）という本を出版されている。

老舗の伝統を守りながら、洋花や海外の技術なども積極的に取り入れていらっしゃるという感じで、実に素晴らしい。

ちなみに、購入した山椒の木は、2週間ほど経ってから、大きな青虫くんが葉っぱを食い散らかしていたことに気づいた。

ショック　
青虫くんは、オットに頼んで、土の上に戻してもらいました。

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『花重』
東京都台東区谷中7-5-27
午前9時～午後6時
無休
03-3822-2751
0120-118710
http://www.hanaju.co.jp/

屋外劇場の雰囲気を満喫『メランコリア』

4月28日のブログでご紹介した野外演劇団・水族館劇場の『メランコリア～死の舞踏～』を観てきた。

会場の光源寺（駒込大観音）（文京区向丘２丁目３８−２２）まで、ぶらぶらと歩いて行く。

観劇は久しぶりなので、ワクワクする。
整理券を配り始める午後5時からは、「水族かんのん楽市」が開かれ、縁日のような雰囲気。
夏の夜気が肌に心地いい。
ビール片手に、すでに酔っ払っている感じのお客さんもチラホラ見える。

プロローグは、縁日が開かれた屋外で演じられた。

出演者が次々と登場し、あっと言う間に物語の世界へ呑み込まれていく。

それから、いよいよ会場の中へ。

会場はひな壇のようになっていて、座り心地も悪くない。
150～160人が入れる程度の広さなので、舞台を間近で見ることができる。

白い幕が開き、中央にプール、両側に回転舞台、天井には飛行機が設置された、想像よりもはるかに大掛かりな舞台が披露された。

その舞台の奥にある、夜の空と風に揺らめく木々の影が、“異神の森”の雰囲気をかもし出している。

大量の水を使った演出と、パワフルな役者さんたちに圧倒される。

個人的には、海女の鵲婆を演じた夕暮半蔵門さんと、児雷也を演じた“最後の見世物芸人”・入方勇さんが良かった。

この舞台をきっかけに、劇場めぐりを始めてしまいそう。

『メランコリア』は、6月8日（月）まで連日公演されている。

水族館劇場ＨＰ
http://www.suizokukangekijou.com/