谷根千／今日もおでかけ日和

和布製アロハシャツの制作販売『山雲海月』

ヴィンテージ級の着物や古布で仕立てた、オリジナルのアロハシャツを販売する店が、根津にある『ATELIER 山雲海月』（さんうんかいげつ）。

もともとはネット販売のみだったが、2008年12月に店舗展開をはじめた。

ここの基本コンセプトは『アロハシャツという形の日本文化』。
「男が、かつて女性用だった着物を着ることによって醸し出される色香」を追求しているのだとか。

実際に手に取ってみるとよく分かるのだが、縫製はしっかりしており、ボタンも主に天然素材を使用するなど、細部のデザインにまでこだわり抜いた、実にいい仕事をしている。

その分、お値段も3～4万円台からと、かなりいい。

オットが選んだのは、もう少し手ごろなお値段のこちらのシャツ。

渋い縦縞柄のシンプルな着物布で、裾には色鮮やかな布でアクセントをつけている。

ボタンはフランスから輸入した柘植を使用しており、そのデザインも凝っている。

着心地もいいようだ。胴回りを少しゆったりめに作っており、着丈も長すぎず短すぎず、まるでオットのために仕立てたかのようなジャストサイズ。
素敵なジャケットもあったが、購入するのは涼しい季節になってからのお楽しみとした。

ご主人の中村さんは筋骨逞しいタイプで、日焼けした肌に色鮮やかな着物布のアロハがよく似合っている。

店には男性用、女性用、子どもようのアロハシャツのほか、バッグ、クッション、アンティークの置物などが販売されている。

5月22日から24日は、渋谷の「ART・IN・GALLERY」で着物アロハ展が開催される。
（渋谷区神宮前4-25-3、03-3408-8419、時間午前11時～午後7時）

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『山雲海月』
文京区根津2-37-1　1階
電話　03-5834-8850
営業時間　正午～午後7時
定休日　毎週火曜日

http://www.kimonoalohashirts.com

50～70年代ヴィンテージ古着店『caikot*』

5月3日、友人たちと見て回ったお店の話はまだ続く 。

『毛家麺店』、『ｉｒｉａｓ（イリアス）』、『MEOW MEOW（みゃうみゃう）』、『丁子屋』の次に行ったのは、1950～70年代のヴィンテージ古着を扱う店『caikot*』。

友人のお目当てだった、オリジナルの洋服や小物が並ぶ『青空洋品店』を目指していたのだが、その住所にあったのが『caikot*』。

お店の方（色白美人）に聞いてみると、『青空洋品店』の店主がおめでたとなり、お店をたたんで栃木に移住されたとのこと。ん～、残念。

でも、ここ『caikot*』も素敵な洋服や雑貨が並んでいる。

店主自らがヨーロッパを旅して一点一点集め、ていねいに整えてお店に並べたという商品は、どれも個性的でかわいいものばかり。
陶器やエプロン、バッグなどは、ドイツとオーストリアから届いたばかり。
友人は、60年代を思わせるシャツと花柄スカートにミルクピッチャー、私はこんな目に鮮やかなスカートを購入。

値段もお手ごろ。このスカートで6000円くらい。

偶然にも、この日はオープン1周年とのことで、ドイツのスイーツ 「ライベ　クーヘン'」の販売のほか、こんな可愛いおまけもいただいた。

小箱の中にはグミのようなお菓子が入っている。

買い物の後は、友人と顔を見合わせてニッコリ、大満足～

ちょっと分かりづらい場所にあるが、根津駅からも近い。
オススメのお店。

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『caikot*』
文京区根津2-5-9
050-3427-3936
営業時間　正午～午後7時(火曜日は午後5時まで)
定休日　水曜日
http://www.caikot.com/

番犬注意！

夕方、涼しくなってきたので、オットと一緒に根津をぶらぶら散歩した。

すると…

オヤ。

道端にワンコが。

近寄っても、眠そうな目でちょっと頭をもたげただけで、また眠ってしまった。

とっても安全そうでかわいい「番犬」でした （一応、そう書いておかなきゃね～）

染物・洗張の店『丁子屋』

『毛家麺店』、『ｉｒｉａｓ（イリアス）』、『MEOW MEOW（みゃうみゃう）』に続いて立ち寄ったのは、へび道沿いにある創業明治28年の老舗『丁子屋』。

かつては、店の前を藍染川が流れていて、染めた布を洗っていた。

創業当時から変わらぬ店構えは歴史と伝統を感じさせ、いかにも敷居が高そう。
看板には「染物　洗張」「萬染物處」などと書かれており、冷やかしの客など軽くあしらわれてしまいそうな雰囲気。

ところが、店先には大勢の観光客たちが群がって、並べられた商品を手に取って眺めている。
思わず店内を覗き込んでみると、気軽に購入できる価格の手ぬぐいやハンカチなどが並んでいた。
絵柄の種類は豊富で、みんなかわいいので、どれにしようか迷ってしまう。

とりあえず、金魚や花などが描かれた木綿のハンカチを4枚購入した。1枚400円前後。

ちょっとしたお土産にピッタリなので、遊びに来てくれた友人たちのために、家に常備しておこうと思いついたのだ。

お店の方に「枚数分の紙袋をつけてください」とお願いしたところ、非常に快く応じてくださり、店のシールまでつけてくれた

そつなく、嫌味なく、品よく。こんなに気持ちのいい対応をしてくれる店も珍しい。
老舗の懐の深さを感じた瞬間だった。

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文京区根津2-32-8
03-3821-4064
午前10時30分～午後7時
定休日 月・火曜日

猫雑貨のお店『MEOW MEOW（みゃうみゃう）』

さて、5月3日、『毛家麺店』で坦々麺を食べた後、古今東西雑貨店『ｉｒｉａｓ（イリアス）』で開催中のbook's friends & 不思議の国のアリス展を見に行く。

このお店でしか出会うことができないであろう、数々のかわいい雑貨が今日も目白押し。

いろいろ迷った末、4月29日のブログでも紹介した、ストリングス・イラストレーター・ささきもと子さんが制作したブックカバーと金魚の缶バッジを購入する。

ブックカバーはかえる、バッジは金魚がモチーフ

それから、つらつらと歩いているうちに見つけた、猫雑貨のお店『MEOW MEOW（みゃうみゃう）』に入る。

お店の名前のとおり、店内は猫をモチーフにした小物、アクセサリー、置物などの猫雑貨でいっぱい。

店の看板に描かれた猫は、オリジナルキャラクター黒猫・バナーちゃん。オススメ商品は、このバナーちゃんTシャツ
猫好きにはたまらない、見ているだけで幸せ気分になれるお店。

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台東区谷中2-6-9 加藤ビル1Ｆ
昼12時～午後6時
定休日　水曜（祭日は営業）
http://meowmeowyanaka.blog59.fc2.com/

坦々麺のおいしい『毛家麺店』

5月3日に開かれた不忍ブックストリートの「一箱古本市」に合わせ、友人2人と待ち合わせをして散策に出かけた。

観光客がどっと押し寄せるゴールデンウイーク中のイベント開催日なので、どの店でランチをするかかなり迷った。
友人の1人はわざわざ吉祥寺から来てくれているので、どうせならいい店を紹介したいし…。

悩んだ末にオットに相談すると、「ガイドブックに載っていない『毛家麺店』がいいんじゃない？　あそこの坦々麺はサイコーだし」とアドバイスしてくれた。
吉祥寺在住の友人に、いくつか店の候補を挙げて「この中から選んで」と聞いてみたら、友人も『毛家麺店』がいいと言ってくれた！　う～ん、気が合う

カウンター8席のみの小さな店なので、店が混んでいるかどうか心配だったが、客は一組しかいない。ラッキー
店は、中国人のご夫婦らしい2人がきりもりしている。
オットも誘って4人で店に入る。

「やっぱり店の名物を注文しよう」ということで、全員が坦々麺を頼む。

ここの坦々麺（880円）は、確かにおいしい。
白ゴマと黒ゴマの両方を使用し、ピリリとした山椒がアクセント。こってりとしているけれど、しつこくないそのスープは、細麺とよくからまって、くせになる味。
オットは、「今まで食べた坦々麺の中で、一番うまい」と絶賛している。
友人2人も「おいしい！」と言ってくれた。よかった、よかった。

カウンターに置いてある手作り豆鼓もとても美味で、麺の中に入れるとさらに風味が増す。

メニューはもちろん他にもいろいろあって、焼き餃子（350円）や韮万頭（500円）などをつまみに、ちょっとビールを飲みに立ち寄るにもいい。女性1人でも比較的入りやすい店といえる。

男の人は、麺類にプラスしてシンプル半チャーハン（250円）を頼むことが多い。

夏季限定の冷やし坦々麺（880円）もなかなか美味だが、オットいわく、シンプル半チャーハンをあわせて頼む時は、やはり汁麺のほうが合うらしい。

店の外観には毛沢東の絵が描かれており、個性的。

まさに穴場的存在のお店。

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文京区千駄木3-33-12
03-3823-0039
営業時間 午前11時～午後11時
定休日 火曜日

根津とうふ工房『須田』

根津に新しいお豆腐屋＆レストランができた。

5月1日にオープンしたばかりの『根津とうふ工房 須田』。

根津交差点から言問通りを入ってすぐ左手にある『根津とうふ屋　須田』の姉妹店だが、新しくオープンしたお店のメニューは、月替わりの朝御膳 800円、昼御膳 1000円と、気軽に足を運べる値段設定になっている。

店頭では、お豆腐やおいなりさん、がんもどきなどを売っていて、どれもおいしそう。

今日はとりあえず、「豆乳入り寄せ豆腐」240円を買ってみる。

さっそく夕食にいただいてみたが、コクと甘みがあり、大豆特有の豊かな味がしっかりと伝わってくる。

うーん、おいしい

店内では、ガラス越しに職人が豆腐を作る工程が見られるというし、今度は朝御膳をいただいてみよう。
朝の7時30分から店が開いているというのは、ありがたい。

こんな朝食をとれば、清々しい一日が送れそうだ。

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『根津とうふ工房 須田』
文京区根津2-19-11
03-3821-0810
12席
定休日　水曜
店頭販売　午前7時30分～午後7時30分
http://tofukoubou.jp/
食事　午前7時30分～ラストオーダー10時30分
午前11時30分～ラストオーダー午後2時30分

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　本日の一品

マメつながりというわけではないけど、旬のそら豆を使って、そら豆ごはんを作った。

おまめつやつや～

旬の味～

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本日の猫

この間、夕焼けだんだんで見かけたのと同じ猫ちゃん。爆睡してました。

本『福ねこめぐり・東京編』

猫好きさんにオススメの、都内にある福猫スポットガイド。

浅草、谷中、豪徳寺、自性院＋神楽坂、銀座、池袋ナムコ・ナンジャタウンの6つのエリアごとに、招き猫、猫のお守り、猫をモチーフにしたカップや手ぬぐい、貯金箱、箸置きなど、猫関連グッズとそれを扱うお店などを紹介している。

谷中のお店は、ねんねこ家、谷中堂など計5ヶ所。

本の中の福ねこさんはどれも可愛くて、ページをパラパラとめくっているだけでご利益にあずかれそうな気分になる。癒し系の一冊。

『福ねこめぐり・東京編』
幻冬舎刊　1260円

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本日の一品

季節を先取り、冷やし中華。

でも、オットはあまり好きではないらしい。
「この甘酸っぱい味がどうも…」だって。

book's friends & 不思議の国のアリス展

ただいま、谷中にある古今東西雑貨店『ｉｒｉａｓ（イリアス）』で、「book's friends & 不思議の国のアリス展」を開催中。

5月3日、4日に行われる不忍ブックストリート恒例の「一箱古本市」に合わせ、国内外から“本”に関するかわいい雑貨が展示販売されている。

『イリアス』店主がヨーロッパを中心に世界各国から仕入れてきた雑貨は、かわいいもの好きにはたまらない逸品ぞろいだが、今回注目したいのは、谷中在住のストリングス・イラストレーター・ささきもと子さんの作品。

ささきさんは、Strings Illustration(ストリングス・イラストレーション）と名付けた、糸やヒモで描くオリジナルの手法、コラージュなどで作品を制作しており、ＮＨＫの「おしゃれ工房」にも出演されたことがある方。

これ、みんな糸やヒモで作られているのです

今回のイベントでは、彼女オリジナルのブックカバー、豆本、ブックマーク、布のぷくぷくバッジなどが展示販売されている。

かわいい。

みんなかわいい

彼女の作品も素敵だけど、ご本人もナチュラルでほっこりした雰囲気の、とっても素敵な女性

『イリアス』は、江戸千代紙の店『いせ辰』と喫茶店『乱歩』の間の道を入ってすぐ左手にあるので、散策のついでにぜひ立ち寄ってほしい。

ちなみに、ささきさんの作品は、イベント終了後も『イリアス』で販売してます。缶バッジなんかもかわくてオススメ。

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『イリアス』
台東区谷中2-9-12
川田ビル1F-B
03-3827-2722

営業時間　午前11時～午後7時
定休日　水曜日

ＪＲ/京成電鉄「日暮里駅」より徒歩12分
東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩３分

ささきもと子さんブログ「金魚時間」：http://blogs.dion.ne.jp/strings/

古今東西雑貨店イリアスＨＰ：http://www.big-o.co.jp/irias/

不忍ブックストリート公式ＨＰ：http://sbs.yanesen.org/projects/sbs/wiki

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本日の一品

沖縄名物、タコライス。

メキシコのタコスの具（挽肉、チーズ、レタス、トマト）を米飯の上にのせた一品。ランチにぴったり。

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本日の猫

谷中霊園入り口近くにいた子。こちらの動きに用心しつつも、近寄って写真を撮るのを許してくれました

水族館劇場『メランコリア』

おもに文京区の光源寺（駒込大観音）の境内で活動を行う野外演劇団・水族館劇場が、5月23日から新作『メランコリア』を同所で公演する。

今は、テントの建設の真っ最中。

水族館劇場は、名前のとおり大量の水を使った演出や、大がかりな舞台装置が特徴で、野外劇ならではのダイナミックな舞台が楽しめる、とのこと。
1987年（昭和62年）に旗揚げし、 九州・筑豊に残る炭住を大八車で巡演し、活動を始めたそうだ。

筑豊といえば、オットの出身地。
何かしらの縁を感じる。これは行かねば。

劇の内容などは公式HPを訪ねてみたください。

http://www.suizokukangekijou.com/

公演日
5/23(土)、24(日)、29(金)、30(土)、31(日)
6/2(火)、3(水)、4(木)、5(金)、6(土)、7(日)、8(月)

全公演桟敷自由席　夜７時スタート

前売券◆3,500円
当日券◆4,000円
中高生割引券◆2,500円　当日のみ劇団窓口にて発売。

公演場所　光源寺
東京都文京区向丘２丁目３８−２２

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本日の一品

春野菜のじゃこ卵丼

菜の花ごはんに、ふんわり卵とじゃこをのせた、簡単だけどおいしい一品。

本日の猫

夕焼けだんだんの近くにいました。生き物の撮影はムズカシイ…