根津 串揚げ 『はん亭』

先週の土曜日、谷根千散策をしたいという友人4人と、同じ千駄木在住のイラストレーターさんが我が家に集まった。
女ばかり6人、さすがに賑やかだ。

まずは腹ごしらえをしようと、根津神社経由で根津の串揚げ『はん亭』に入った。

明治時代に建てられた総檜造り木造三階建ての建物は、レトロな雰囲気いっぱい。

文化庁指定の登録有形文化財に指定されているという。

土曜日だけあって混雑していたが、予約をしていたのでスムーズに中へ通された。

予約をしておいて正解。予約は「3人以上」というのが条件らしい。
また、5人以上になると2階、3階の座敷を必ず使える。われわれは6人だったので、3階の座敷に案内してもらった。

室内も昔のままで、素晴らしい。とても居心地がよく、落ち着いて食事ができそうだ。

テーブルには、すでに生野菜（キュウリ、大根、ニンジンの野菜スティックと生キャベツのざく切り）と、味噌、塩、ソースの3種類が用意されている。

生野菜は串揚げを食べた後の口なおしになる。味噌をつけて食べるとおいしい。

ランチでは、3675円で、生野菜、8種類の串揚げ、2品の口なおし、ご飯と赤だしに漬物もしくは岩のりのお茶漬けに漬物がつく。

ごはんものは、最初にいつ食べるかを店の人に聞かれる。われわれは、ビールを飲むので一番最後にしてもらった。

最初に出てきたのは、山芋で作られたお洒落な口なおし。

次いで、串揚げが次々と揚がって出てきた。

えびのしそ巻き、谷中生姜の肉まき、蓮の肉詰め、帆立貝…。

どれも香ばしくておいしい。

途中で入る2つ目の口なおしは、青魚を使ったさっぱりした一品だった。

串揚げが8本でそろったところで、店の人に

「追加の串揚げは1本から注文できます。別の種類のものをお見立てしてお持ちします」

と言われたので、もう3本追加することにした。

シメに食べた白いごはんと赤だし、お漬物、どれもおいしい。

ご飯を食べると、さすがにお腹がいっぱいになった。

仕上げのデザートは、ベタついた感じがまったくない、サッパリとしたシャーベット。

すべて、おいしくいただきました。

お店の人によると、6本を1の膳とする串揚げは、常時6膳36種類用意しているとのこと。

若い女の子だったが、「私は4の膳（24本）くらいいけちゃいますね」と言っていた。

でも、さすがに全種類食べる人は、めったにいないそうだ。

「1階から3階までしょっちゅう上り下りして、大変だね」と言ったら、

「大変です。足に筋肉がついて太くなっちゃいました」って。カワイイ。

やはり評判通り、大切な人と来るのにお勧めの店だった。

夜は、最初の一の膳（生野菜、串揚げ6種、酒菜）が2835円、

二の膳（1365円）～最終の六の膳と、お腹が満足するまで追加注文をしていく。

今度は、隣にある『茶房　はん亭』に行ってみよう。

『はん亭』
文京区根津2-12-15
電話　03-3828-1440
昼　午前11時30分～午後3時
夜　午後5時～午後10時
月曜定休（月曜が祭日の場合、火曜日休）

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