昭和13年、榧場(かやば)伊之助という方が創業した「カヤバ珈琲」。
大正5年に建てられたという古い木造建築と、昭和モダンな雰囲気の内装が素敵な喫茶店です。
私たち夫婦が千駄木に引っ越して以来、よくこの店の前を通っていたのですが、ずっと閉店中でした。
「どうしたんだろう?」と思っていると、やがて内装工事が始まり、平成21年秋から再オープンしました。
今回、お店に入って、メニューの裏に書かれた「カヤバ珈琲」の創業と復活のあらまし読んで納得。
創業以来、約70年という長い間、伊之助氏の夫人・キミさんと養女の幸子さんが店をきりもりしていたそうですが、平成18年秋に幸子さんが亡くなられてから、ずっと閉めていたそうです。
店の再開をのぞむ親族の方々と、地元のNPO・たいとう歴史都市研究会その他の協力により店は復活し、昔と同じ雰囲気を残しつつ、現代的な要素も取り入れた内装にしたそうです。
昭和っぽい看板は、昔のまま。
店内の雰囲気も、外の景色もなかなか。
とても落ち着きます。
注文したのは、
お茶付きのみつ豆(500円)と、
谷中生姜を使ったホット・ジンジャー(500円)。
どちらもおいしかった。
たまごトースト(350円)と、ルシアン(コーヒー、500円)が昔からあるメニューで人気のようです。
次回はぜひ、セットで注文してみよう。
『カヤバ珈琲』
台東区谷中6-1-29
03-3823-3545
午前8時~午後6時
月曜休
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