9月19日、20日にかけて、“江戸三大祭※”の一つである根津神社例大祭がおこなわれた。
氏子町内は、お祭りムード一色。
町内神輿があちこちで飾られ、町の狭い路地にまで出店が並び、ハッピ姿の人々が行き交い、家の入口などに提灯が飾られている。
根津神社では、平成20年6月からおこなわれていた社殿漆塗修理がようやく完成し、その美しい姿を見ることができた。
根津神社は、約1900年前に日本武尊(やまとたけるのみこと)が千駄木に創祀したと伝えられる古社。
江戸時代、6代将軍が家宣と定められた際、千駄木の旧社地から根津に遷座(せんざ)して、社殿を奉建した。
例大祭は、この家宣が定めたもの。
正徳4年(1714年)、江戸全町から山車を出し、俗に「天下祭」と呼ばれる壮大な祭礼を執行したことに始まるそう。
自宅に戻った午後7時ごろ、すぐ近くで祭囃子が聞こえたので再び外に出てみると、目の前にお神輿を担ぐ人々の姿が。
夜の神輿渡御(とぎょ)だ。
担ぎ手のエネルギーがこちらにまで伝わってきた。
秋はお祭りやイベントが多くて、これからいろいろと楽しみ。
※江戸三大祭は、日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と、根津神社の例大祭、富岡八幡宮の深川神幸祭、浅草神社の三社祭のいずれかを加えて語られるらしい。
根津神社
文京区根津1-28-9
03-3822-0753
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