4月28日のブログでご紹介した野外演劇団・水族館劇場の『メランコリア~死の舞踏~』を観てきた。
会場の光源寺(駒込大観音)(文京区向丘2丁目38−22)まで、ぶらぶらと歩いて行く。
観劇は久しぶりなので、ワクワクする。
整理券を配り始める午後5時からは、「水族かんのん楽市」が開かれ、縁日のような雰囲気。
夏の夜気が肌に心地いい。
ビール片手に、すでに酔っ払っている感じのお客さんもチラホラ見える。
プロローグは、縁日が開かれた屋外で演じられた。
出演者が次々と登場し、あっと言う間に物語の世界へ呑み込まれていく。
それから、いよいよ会場の中へ。
会場はひな壇のようになっていて、座り心地も悪くない。
150~160人が入れる程度の広さなので、舞台を間近で見ることができる。
白い幕が開き、中央にプール、両側に回転舞台、天井には飛行機が設置された、想像よりもはるかに大掛かりな舞台が披露された。
その舞台の奥にある、夜の空と風に揺らめく木々の影が、“異神の森”の雰囲気をかもし出している。
大量の水を使った演出と、パワフルな役者さんたちに圧倒される。
個人的には、海女の鵲婆を演じた夕暮半蔵門さんと、児雷也を演じた“最後の見世物芸人”・入方勇さんが良かった。
この舞台をきっかけに、劇場めぐりを始めてしまいそう。
『メランコリア』は、6月8日(月)まで連日公演されている。
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