『毛家麺店』、『irias(イリアス)』、『MEOW MEOW(みゃうみゃう)』に続いて立ち寄ったのは、へび道沿いにある創業明治28年の老舗『丁子屋』。
かつては、店の前を藍染川が流れていて、染めた布を洗っていた。
創業当時から変わらぬ店構えは歴史と伝統を感じさせ、いかにも敷居が高そう。
看板には「染物 洗張」「萬染物處」などと書かれており、冷やかしの客など軽くあしらわれてしまいそうな雰囲気。
ところが、店先には大勢の観光客たちが群がって、並べられた商品を手に取って眺めている。
思わず店内を覗き込んでみると、気軽に購入できる価格の手ぬぐいやハンカチなどが並んでいた。
絵柄の種類は豊富で、みんなかわいいので、どれにしようか迷ってしまう。
とりあえず、金魚や花などが描かれた木綿のハンカチを4枚購入した。1枚400円前後。
ちょっとしたお土産にピッタリなので、遊びに来てくれた友人たちのために、家に常備しておこうと思いついたのだ。
お店の方に「枚数分の紙袋をつけてください」とお願いしたところ、非常に快く応じてくださり、店のシールまでつけてくれた
そつなく、嫌味なく、品よく。こんなに気持ちのいい対応をしてくれる店も珍しい。
老舗の懐の深さを感じた瞬間だった。
文京区根津2-32-8
03-3821-4064
午前10時30分~午後7時
定休日 月・火曜日
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